2012-03-11

Lumia 800使用初日感想

2012年の2月末にExpansysで購入したLumia 800(SIMフリー、シアン)が、3月5日到着したので、とりあえずWi-Fi運用で使用した感想を。
写真も撮ってるけどそのうち。

日本で現在唯一リリースされているWP7端末であるIS12Tと比較すると、少し大柄で重く感じるところはあるけれども、タッチパネルとボタンという操作感に関わる部分でIS12Tより快適で、サイズと防水非対応、カメラ画素数あたりに魅力を感じなければIS12Tよりもメイン端末向けではないかと思う。日本じゃ技適通ってないから使えないけど。

パッケージ・外観
----------------------------------

Nokia Lumia 800購入
パッケージの開封リポートなどはすでにいろんなblogなどでされているけども、Apple製品のような高級感とはまた違った、でも丁寧なパッケージングで良い雰囲気。また、Expansysのほうで充電用のAC-USBアダプタをつけてくれているのも嬉しい。パッケージ内のアダプタは日本のコンセントには挿せない形状(と恐らく電圧)だし。

Nokia Lumia 800購入
重さ大きさはについては、すぐに付属のシリコンカバーをつけてしまったので素の状態ではない形での感想になってしまう。ただそれでも、普段iPhone4に純正Bumperを装着し、さらに背面に貼り付けた収納ポケットにICカードを入れて持ち歩いている身からすると、それより気持ち大柄で重めかな?という印象。なので、比較して極端に重いわけではない。ただIS12や素のiPHone4のような薄さは感じられないかな、というあたり。

Nokia Lumia 800購入
あとは特に端末上面のmicroUSBコネクタの保護部分、パネル上の蓋がされていて、前から見て左端を押すとパカッと開くのが格好よくて好きだ。IS12Tは防水端末でパッキンを使わねばならないためか、このあたりがちょっと好みではなかった。ちなみに付属のシリコンケースを被せると、microUSBコネクタのさらに隣にあるマイクロSIMカードスロットは隠れてしまうので、SIM挿すときにはカバーを外さないと。


ディスプレイ
---------------------------------
液晶画面は発色がずいぶん明るく濃いめなのか、ぱっと見とても派手で奇麗に感じられる。端末をだいぶ傾けても色の変化は感じないし、視野角の点でも問題はなさそう。
画面解像度はもちろんWindows Phone7のChassisで決められている800x480なので、iPhone4のRetinaディスプレイには精細さでは負けるのだけど、実用上は十分で問題ないレベル。ただ、Webページを表示した場合のように、白地の画面に文字がある状態でスクロールすると文字に残像が見えるのはちょっと残念かな。このあたりはIS12Tでは問題なかったはずなので。

ディスプレイ自体はやや曲線を描いたゴリラガラスなパネルになっていて、液晶保護シートは無しの運用でいいかなと思っている。さわり心地もその方が良さそうだし。


タッチパネル・ボタン
------------------------------------------
そしてタッチパネルとボタン。正直ここだけでもうIS12Tから乗り換えたい。
IS12Tは個体差なのかそれとも製品レベルでの傾向なのか、タッチパネルの反応が過敏でそこが扱いづらい。テンキーで文字入力中に、意図しない連続タップ扱いで文字のトグルが進んでしまうなんてざら。逆のパターンだと、打ち間違えたのでBackspace押したら2回入力されて、消したくない文字まで消しちゃったりもよくある。パスワードロック解除でも連続で反応されて4文字入っちゃってやり直し、これが気を抜くとすぐ発生する。Internet Explorer画面ではスクロールするつもりがビヨンビヨン拡大縮小を繰り返されてストレス溜まること請け合い。ここまでIS12Tの話し。
これらがLumia 800ではほぼない。もうこれだけで使用時のストレスが全然違うし、ゴリラガラスのすべすべ感もとても快適。これだとカーブフリックの入力効率も違うので、iPhoneで初めてフリック入力を覚えたときの気持ちよさ再び感じられている。

また、画面下の3つのボタンがタッチパネルとツライチなソフトキーなのもIS12Tと大きく違うところ。IS12Tのハードキーは、特に中央のWindowsキーでスリープ解除できるところは気が利いていると思う。ただ少し指の腹では押し込みが足りないことが多く、少し爪を立てて操作が求められるのがときどき面倒くさい。ソフトキーのLumia 800にはボタン同士の隙間や押し込むストロークという体感的な要素はないのだけど、タッチさえすれば軽くバイブレーションによるフィードバックがあるので、意外に見ないで使えるし、操作した実感はある。ただソフトキーなので、スリープ解除には使えないのが残念なところ。

音質
-----------------------------------------
イヤホンをさして192kbpsくらいのmp3データを流す限りでは、IS12Tと差は感じない音質なのではないかと思う。ただ、この個体だけかもしれないけども、音量を無音の0から1つでも上げた状態でZuneアプリ(音楽再生アプリ)を起動しただけでノイズが聴こえてきてしまうので、すくなくともそれがないIS12Tのほうが音楽再生にはまだ向いていると思う。


というわけで一長一短それぞれにあるわけだけど、IS12Tの過敏タッチパネルは一短どころではないので、そこが快適なだけで操作性はLumia 800に軍配が上がる。
IS12Tということはつまり回線がauなので、気軽にLumia 800に変更するというわけにはいかないけれど、変更できるなら文字入力などで困る部分が減るので変えたいなというところ。